2021年 島とうがらし栽培 113日目 – アントシアニン被害拡大 –

毎日暑い日が続く沖縄です。

早速、現在の島とうがらしの状況です。

まずは大きい鉢からチェック。

大きい鉢は小康状態

とりあえず新芽は無事に育っています。

でも葉をルーペで拡大すると、相変わらずチャノホコリダニらしき虫が動いています。

ホコリダニの数が減っただけで、またいつ大繁殖してもおかしくない状況です。

まだ油断できないですね。

次に小さい鉢をチェック。

小さい鉢はアントシアニン果が増加

実に黒紫色のあざ模様が付いています!

あざの正体はアントシアニンという色素で、これ自体は無害であり、健康食品にも使われています。

とうがらし類に限らず、ピーマンやししとう等の他のナス科野菜でも起きる症状で、「黒あざ症(黒あざ病)」とも呼ばれています。

残念なことに、このあざの付いた実(アントシアニン果)がポロポロと落ちてきます。

この一週間の間に40個位は落果を確認しました。

通常は気温が下がった冬場に多いのに、今年はもう発生してしまいました。

大きい鉢と離すために西側の場所に鉢を置いていたため、沖縄の強烈な西日による紫外線と、梅雨時の不安定な天気が重なって、株にストレスを与えてしまったのが原因と考えられます。

ピーマンの様に緑色の状態の未熟果を食べる野菜なら、アントシアニン果でも早めに食べてしまう手もあるけれど、島とうがらしの場合は赤く熟してから使いたいところです。

試しに、症状が軽いアントシアニン果を赤くなるのか置いておくと…

たくさんのアントシアニン果

熟すどころかアントシアニンがどんどん広がって、黒くてぶよぶよの腐ったような姿になってしまい使い物になりません。

そのためアントシアニン果ができてしまった時点で諦めます。

あとは残りの実にこれ以上発生しないことを、ただ祈るしかないですね。

(^_^;)

最後に挿し芽株もチェック。

挿し芽株

薄っぺらい葉が増えてきたけど、蕾はまだ育ってきません。

挿し芽の場合はだいたいこんな感じです。

根がしっかり張って、幹や枝も太って株が安定してきたら、蕾も出てくることでしょう。

このままのんびり待つことにします。

ようやく沖縄のコロナ感染者数が減少に向かっています。

こちらもまだまだ油断できないです!