2021年 島とうがらし栽培 183日目 – テントウムシのはなし –

台風12号の接近で風が強くなってきました。

今回はこの一週間に起こったテントウムシの話題にします。

※この後、虫の写真や映像が続きます。苦手な方はご注意ください。

大きい鉢ではアブラムシが急速に増えてきました。

ただテントウムシが住み着いていたため、自力での駆除はやめてそのまま放っておきました。

テントウムシ

最初のダンダラテントウの他に別の個体も来ました。

そしてついに…

テントウムシの卵

テントウムシの卵を発見!

毎日のようにあちこちの葉に産み付けられ、大量の数(100個以上?)になっています。

テントウムシの孵化

孵化も次々に始まりました。

全部の卵が孵化すれば相当な数になる計算です。

でも実際にはそうはいきません。

卵に近づくテントウムシの幼虫

卵の横に、先に産まれたテントウムシの幼虫がいます。

嫌な予感がしますね。

卵を食べるテントウムシの幼虫

その数時間後の様子がこれ。

やはり卵が食べられています。

(それよりアブラムシを食ってくれよ~)

しかも幼虫は脱皮も終わり、一回り大きくなっています。

この幼虫にとってはアブラムシを探し回ることなく、労せずして自分の体と同じ位の量の食べ物を手にしたことになります。

この後、卵は全て消えてなくなりました。

幼虫の共食い

卵だけではありません。

上の写真では産まれたばかりの幼虫が、先に産まれた体格の大きい幼虫に食べられています。

(だから、アブラムシを食ってくれよ~)

産まれたての幼虫達は、早く散らばらなければ次の被害者が出てしまいます。

と、思いながらも私は見てるだけで何もしませんが…

(-_-;)

天敵の襲撃に驚いたアブラムシは慌てふためき、葉から落ちてしまいます。

そして這い上がってきてから、鉢の縁をグルグル回ります。

アブラムシが減ってくるとお腹をすかせたテントウムシの幼虫達が木から下りてきて、同じように鉢の縁をグルグル回ります。

↑その映像がこちら(今朝の様子)

先に縁を回っていたアブラムシは既に食べつくされていました。

それにしても昨日、幼虫の数が増えてきたかなと思っていたら、結局1日しかもたなかったですね。

テントウムシの食欲には驚くばかりです。

この先、獲物を失った幼虫達が生き残るには、共食いするか新天地を求めて移動するしかありません。

そこで挿し芽株でもアブラムシが増えているので、幼虫達には挿し芽株に引っ越してもらうことにしました。(いつもやっている手です)

時々大きい鉢の様子を見ては、鉢の縁を回っている幼虫を挿し芽株に移す作業を何度か行いました。全部で30匹位は移しましたね。

ただこっちも1日しかもたないかも。

(^_^;)