2019年 島とうがらし栽培 183日目 – テントウムシが頼り –

今年の島とうがらし栽培は、どうも上手くいきません。

猛暑が影響しているのかな?

そんな島とうがらしの状況を、まずは大きい鉢からチェック!

写真ではわかりづらいですが、アブラムシが大発生しています!

平日は駆除作業を怠っていたため、一気に増えてしまいました。

(>_<)

ただ昨日見た時にはダンダラテントウの姿があり、卵も見つけました。

いつもながら頼みの綱はテントウムシです。

戦力不足を補うためにも、昨日からこつこつとテントウムシの幼虫を運んできました。

その数なんと、15匹以上!

今はアブラムシの方が優勢ですが、これからは卵から孵化した幼虫も参戦するので形勢逆転が期待できます。

幼虫達はモリモリ食べて育っているので、この先はたくさんの蛹が見られそうです。

次に小さい鉢をチェック。

こちらの鉢もアブラムシが付いていました。

ただこちらには早いうちからテントウムシの幼虫がいたため、アブラムシは増えませんでした。

シワシワの葉が目立つのは、アブラムシの吸汁による影響と思われます。

蕾がたくさん出てきたので、このまま上手く育てば2回目の収穫期を迎えられそうです。

食糧となるアブラムシが減ったため、テントウムシの幼虫達が次々と木から下りてきてしまいました。

そこで昨日から時々鉢をチェックして、鉢の縁をグルグル周っている幼虫を捕まえては大きい鉢へと引っ越しました。

(*^_^*)

この幼虫を捕まえるコツですが、爪楊枝を使うと楽にできます。

まずは幼虫の目の前に爪楊枝を差し出すと、何のためらいもなくスルスルと伝ってきます。

その幼虫付き爪楊枝を持って、目的の木へ移動します。

移動中も幼虫は爪楊枝を行ったり来たりするので、爪楊枝の先と尻を持ち換えながら幼虫を落とさないように注意して歩いていきます。

目的の葉に到着したら、幼虫の進む方向に合わせて爪楊枝の先端を葉につけてやれば、幼虫は葉に移ります。

近くに爪楊枝がない時は素手で行うのですが、指を幼虫の前に差し出しても避けてしまってなかなか上ってきてくれません。

その場合は数本の指で幼虫の周りを囲って行き場をなくせば、最後は指を上ってきてくれます。

次に、茶色の鉢の挿し芽株をチェック。

こちらでもアブラムシと、テントウムシ等の益虫達との戦いが繰り広げられました。

↑火曜日(27日)の朝見た時には、幼虫の孵化が始まり、ダンダラテントウの他にもヒメテントウの幼虫(写真中央の白い虫)も見かけました。

↑水曜日(28日)の朝には、鉢の縁をグルグル周っているアブラムシを捕食している幼虫が数匹いました。

つまり木の上では既に食糧不足が進んでいるということです。

そんな状況でも、1匹だけ残っていたダンダラテントウはまだ卵を産み続けています。

「お母さん、そんなに産んでもアブラムシが足りないよ!」

私には、先に産まれた幼虫達の糧となるために卵を産み続けているように思えました。

そして土曜日(31日)の朝に見た時には、アブラムシもいなければテントウムシの姿も見当たりません。

脱皮の跡も少ないので、卵の数に対して実際に生き残った幼虫の数は少なかったことでしょう。

ただその幼虫も終齢まで育つ前に、食べるものが尽きてしまったようです。

鉢の近くをいくら探しても、幼虫の姿は見当たりません。

さてどこに行ったことやら…

ヤールー(ヤモリ)に食べられてしまったかも?

最後に白い鉢の挿し芽株をチェック。

先週バッサリ切った後、もうこんなに芽が出てきました。

まだ葉の色は薄いけど、これからだんだん濃くなってくることでしょう。

今度こそは綺麗な葉のまま育って欲しいてすね。