2019年 島とうがらし栽培 295日目 – テントウムシの共食い –

年末というのに昼間は暑くて夏のような陽気でした。

※この後、気味の悪い昆虫写真が出てきます。苦手な方はご遠慮ください。(^^;

島とうがらしの方は、終了のカウントダウンに入っています。

大きい鉢と挿し芽株は、残りの実が赤くなるのを待っているところです。

剪定した枝から芽が出てきてはいますが、もう育てるつもりはありません。

次に小さい鉢の状況です。

まだ枝を切らずに残していますが、小さい蕾がたくさん出てきています。

もう少し観察してみることにします。

ここからはテントウムシの話題に変えます。

少し気持ち悪いかも。(^^;

肉食のテントウムシは、餌が不足すると共食いをすることがあります。

それは幼虫同士だったり、成虫が幼虫や卵を食べてしまうこともあります。

テントウムシは産まれた瞬間から、生き残るためのサバイバルが始まっているということですね。

写真は昨日の朝に撮ったものですが、上の幼虫(体色が薄い方)が下の幼虫(体色が濃い方)を共食いしているところです。

下の幼虫は一見、背中を丸めているだけのようにも見えるのですが、よく見ると既に頭から1/4程度まで食べられています。

↑その6時間後。わずかに尻尾の部分だけを残して全て食べつくしてしまいました。残った部分も中身は空と思われます。

食べた側の体格が一回り大きくなっているようにも見えます。これで蛹化(ようか)するための体力が付いたことでしょう。

「強いものが弱いものを餌食にし、先に蛹になった方が勝ち」

のように思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

蛹化の際には動きが鈍くなるため、まだ生き残っていた若い幼虫に襲われてしまいます。今回はまさにそのケースかもしれません。

「強いものが勝つ」のではなく「最後に生き残ったものが勝ち」ということなのでしょう。

ここまではっきりわかる共食いのシーンを見たのは数年ぶりです。

気味が悪い内容ではありますが、このような機会は滅多にないので記事にしてみました。

生きるって本当に厳しいですね。